🇰🇷

日本語が上手な韓国の有名人 — その背景と理由

財閥総帥、元大統領、芸能人まで — 日本語使用の世代別文脈

韓国の有名人で日本語が流暢な人は意外と多い。興味深いのは世代ごとに日本語を学んだ理由が全く異なる点だ。


第1世代:植民地教育(1910〜1945年生)

日本統治時代に生まれた世代は日本語が教育言語だった。

李秉喆(サムスン創業者、1910〜1987)

早稲田大学で修学。母語レベルの日本語。サムスンの初期ビジネスモデルも日本企業をベンチマーク。

金鍾泌(元国務総理、1926〜2018)

植民地教育で日本語に堪能。1965年日韓国交正常化交渉で大平正芳外相と直接日本語で交渉。「金鍾泌-大平メモ」は日韓請求権協定の基礎となった。

金大中(元大統領、1924〜2009)

1998年訪日時、国会演説を日本語で行い大きな話題に。

第2世代:日本留学・ビジネス(1940〜1970年生)

李健熙(サムスン2代目会長、1942〜2020)

父の影響で早稲田大学に留学。ソニー・トヨタ等の日本企業経営を深く研究。

孫正義(ソフトバンク会長、1957〜)

在日韓国人3世。日本生まれ日本育ちで日本語が母語。

第3世代:グローバル経営(1970年〜生)

李在鎔(サムスン3代目会長、1968〜)

慶應義塾大学卒業。三代にわたる日本留学。

第4世代:K-POP・エンタメ(1990年〜生)

BTS、TWICE、BLACKPINK

日本市場での活動のために日本語を学習。日本がK-POP売上の大きな割合を占める。

世代 時期 理由 代表人物
第1世代 1910〜45年生 植民地教育 李秉喆、金大中
第2世代 1940〜70年生 留学・ビジネス 李健熙、孫正義
第3世代 1970年〜生 グローバル経営 李在鎔
第4世代 1990年〜生 K-POPエンタメ市場 BTS、TWICE

主な違い

1

第1世代(李秉喆・金大中):植民地教育 → 日本語が学校言語

2

第2世代(李健熙・孫正義):日本留学+ビジネスベンチマーク

3

第3世代(李在鎔):グローバル経営・半導体サプライチェーン直接交渉

4

第4世代(BTS・TWICE):K-POP日本市場攻略のためのビジネスツール

5

同じ「日本語使用」でも世代別の文脈が全く異なる